太陽光発電で砂漠化問題を解決か
中国内モンゴル自治区にあるオルドス市で新エネルギー発電企業の中国三峡新能源(集団)とクリーンエネルギーを手掛ける億利潔脳(エリオン)が共同で投資と建設をする「蒙西基地クブチ200万キロワット太陽光発電・砂漠化対策プロジェクト」が正式に着工されました。 中国が砂漠地域で進める最初の大型風力・太陽光発電基地プロジェクトになります。
このプロジェクトが行われているエリアは中国で7番目に大きいクブチ砂漠にあります。敷地面積は約6667ヘクタールで、周辺の砂漠化対策エリアは約1467ヘクタールと太陽光発電コアエリア5200ヘクタール※1の規模になり、太陽光発電や発電パネル下での作物栽培、砂漠化対策・土壌改良、農村振興などからなる産業発展モデルを採用し、砂漠の資源化利用と生態系改善を統一的に進め、多機能的で立体的な生態系の修復を目指しています。
三峡新能源の王武斌董事長によると、プロジェクト完成後の電力系統への電力供給量は年間41億キロワット時を見込まれており、160万世帯の1年分の電力需要を満たすようです。同規模の石炭発電所に比べ、標準炭換算で年間約126万トンを節約できるのだといいます。
※1 砂漠化対策エリアは約1467ヘクタールと太陽光発電コアエリア5200ヘクタール ・・・合計して約6700ヘクタール。平方メートルに換算すると約67000000㎡。これは鹿児島県マリンポート陸地面積の約489倍にあたる。
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